昨今の超高齢化社会における介護施設の増加、それに伴う介護の現場での人材不足は深刻となっています。そんな中で今グループホームと呼ばれる施設が増加を続けています。グループホームとは、軽度の認知症を持った高齢者が5人から9人のグループを作り、職員の助けを借りながら、認知症の進行を遅くしたり、症状の改善をするため共同生活をする施設のことを言います。
1施設に原則5人から9人のグループが2つまでと決められているため、入居者同士の信頼関係が築きやすく、また少ない人数なので細かいところまで職員の目が届き、さらには入居者、職員の数が一般の施設に比べ少ないため比較的ゆったりとした雰囲気の中で生活ができるといったメリットもあります。そのほか、グループホームについて詳しくは「グループホームを知ろう」をご確認ください。
ではグループホームで働く時にどのような資格があると良いのでしょうか。グループホームには介護職員・生活相談員・看護職員・介護支援専門員などの募集があります。その中で特におすすめの資格にケアマネージャーの資格があります。
ケアマネージャーの資格を受験するには保健・医療・福祉の国家資格を持っているか、原則保健・医療・福祉の業務に5年以上、900日の従事日数があることが条件となりますが、先ほど紹介した4つの職種の中で、介護支援専門員はケアマネージャーの資格を習得していなければならず、また比較的給与が高めということもあり、該当する人で、グループホームに転職を考えている人におすすめの資格です。またそれに該当しない人でも介護職員初任者研修という資格は講習で取得できるため、こちらもおすすめの資格の1つです。